今年はお家時間が増えて、ライフスタイルやファッションに変化のあった方が多いのではないでしょうか。今の自分にぴったりで、コーディネートに迷わないクローゼットにして来年を迎えませんか?
手放す服or残す服の見極めのポイントと、クローゼットの整理収納法を収納アドバイザーが提案します。

洋服の断捨離!手放す服or残す服の見極めポイントは?

手放す服or残す服の見極めのポイントは大きく分けて以下の3つです。
①今の“ライフスタイル”にあっているか
②今、着る“ファッションテイスト”に合っているか
③今の自分に“似合っているか”
以上の3点を抑えて、今の自分にぴったりなクローゼットにしましょう!

ライフスタイルにあった旬の洋服を残す

「いつか着るかも。」「高かったから。」などの理由で手放せない洋服って、ありますよね。洋服を食品ととらえてみると手放す服or残す服が見極めやすくなり、おすすめです。
今の自分のライフスタイルで、「何年も着ていない」や「いつか着るかも」という洋服は、鮮度の低い賞味期限切れの洋服。くたびれている洋服は消費期限切れの洋服です。今のライフスタイルで、着用シーンをイメージでき自分をイキイキと見せてくれる旬の洋服を残しましょう。

このような視点で手放す服or残す服の見極めをしていて迷ってしまったら、一度着てみて鏡の前で自分がイキイキと見えているか、洋服が悪目立ちしていないかをチェックして見極めましょう。

子ども服を手放すor残す 見極めのポイント

子ども服は気が付いたらサイズアウトしているもの。着られないのはわかっていても、成長の思い出として取っておきたい洋服もありますよね。でも、子ども服は成長とともにサイズが大きくなってスペースを取るので、大人と同じように子どもの“今”に着目をして旬の洋服を残しましょう。
サイズアウトしているものや汚れている服は、手放すべき服です。
子どもは成長が早いので1シーズン着用したら手放すor残すを見極めてから収納しましょう。大人の誘導に左右されず自分で判断できる年齢なら、手放すor残すを子ども自身に決めさせるのも判断力や決断力を磨くのにおすすめです。

今、着ている服のファッションテイストは?

これまで毎日オフィス勤務でスーツやジャケットといったマニッシュなファッションをしていたけれど、今は在宅勤務でカジュアルなファッションが多くなったのなら、マニッシュな服を手放すor残す見極め時です。
着ていない間にサイズアウトしていたり、流行おくれのデザインになったりしてしまっているかもしれません。在宅勤務が終わって、再びオフィス勤務になった際、どんな自分でありたいか、どんなファッションで仕事をしていたいかをイメージするのも洋服の断捨離見極めポイントです。

似合うか似合わないかで見極める

ファッションは「色」「デザイン」「素材」の3要素から成り立っています。この3つの要素で自分に似合っているものを残して、似合っていないものは手放すとするのもおすすめです。「色」は、パーソナルカラー(似合う色)から見極めましょう。特にパーソナルカラーは、顔映りを良くイキイキと見せてくれる色なのでトップスの見極めに活用できます。
「デザイン」は、サイズが自分に合っていることが重要です。オーバーサイズはだらしなく見えてしまうので、サイズアウトと同様に手放すポイントになります。「素材」は、瞳のコントラストで似合う素材を見付けることができます。白目と黒目のコントラストがはっきりしていれば光沢感のある素材、コントラストが柔らかであれば光沢感のない素材が似合いやすい素材です。
同じようなアイテムで、どちらを残そうか迷ったら“似合う”をポイントにすると見極めやすくなりますよ。

クローゼットの洋服収納のコツ

収納量8割程度が、見た目に美しく収納しやすいクローゼットと言えます。残す洋服は、クローゼットの8割程度に収納できる量まで選別することが理想です。

上記のポイントを踏まえ、残す洋服は決められましたか?
ここからは、コーディネートに迷わないクローゼットにするための収納のコツをお伝えします。

クローゼットのゾーニング

一般的なクローゼットの場合、上段の棚、洋服を吊るせるハンガーバー、洋服を吊るしたハンガーバー下のスペース。と3つのゾーンに分けることができます。この各ゾーンにあったアイテムを使いやすく収納しましょう。

上段の棚

手が届きにくいので利用頻度が低く軽いアイテムを収納するのに向いているゾーンです。利用頻度が低くても出し入れがしにくいと収納が面倒になってクローゼットが散らかってしまうので、取手の付いた出し入れのしやすいケースに入れてシーズン外のアイテムや鞄を収納するのに向いています。

洋服を吊るす、バー部分

最も出し入れがしやすいので利用頻度の高いものを収納するのにぴったりなゾーンです。ハンガーに服をかける時は、アイテム別や色別にグルーピングし、洋服の丈の長いものから短いものなどの順にかける等のルールを決めてハンガーにかけるとコーディネートがしやすくなります。さらに、ハンガーを揃えると見た目が美しくなるだけでなく、収納量もアップするのでおすすめです。

ハンガーをかけるバー下のスペース

このスペースには、引き出し収納やラックを入れるのがおすすめです。キャスターがついていれば、移動しやすくお掃除もしやすいのでクローゼットの中を清潔に保つことができます。引き出しの中にTシャツやカットソーをしまうなら、幅を揃えて畳んで立てて収納しましょう。引き出しを開けたら中に何が入っているのか一目瞭然となって、取り出しやすくしまいやすい収納となります。

クローゼットの中に洋服の一時置き場をつくる

ニットなど1度着ただけでは洗濯しないアイテムってありますよね。そういったアイテムを一時的に置いておける場所を作っておくと、すっきりしたクローゼットを保ちやすくなりおすすめです。かごやトレイを利用して、整理収納が負担にならないクローゼットにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
手放す服or残す服を見極めるのは難しいと考えて構えてしまいがちですが、“今の自分”に着目すると選別しやすく、理想の自分に近づきやすくなります。「ファッションは内面の一番外側」とも言われます。今の自分、理想の自分を表すのにぴったりな洋服が詰まったクローゼットにしましょう。

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執筆者紹介!!

ペンネーム
川島 彩子
プロフィール
カラーコーディネーター/整理収納アドバイザー
ショップスタッフの経験を活かし、ファッションセミナーやショップスタッフへの研修を多数行い、受講者には、自分に似合うT・P・Oにあったアイテムを選べるようになった、と定評がある。
また、ファッションに限らず、すべてのアイテムに「色」がある事から、 “整理収納アドバイザー” “照明コンサルタント”の資格を習得し、暮らしをより豊かに快適にする「空間コーディネート」も人気を得ている。

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