「寒いから」とついつい着込んでしまいがちな冬。「気づかないうちに着膨れコーデになって太って見えている・・・」ということは、できれば避けたいですよね。実は、服の選び方のポイントさえおさえておけば、着込んでもスッキリ見せることは可能です。そこで今回は、着膨れしない・着痩せして見えるコーデのコツをスタイリストが解説します。

【2020】スタイリストが教える冬コーデで「着痩せして見える」「着膨れしない」コツ

冬の大敵「着膨れ」を防ぐために、まずおさえておきたいのが「着痩せ」を叶える3つの視点。
それは、「1、デザイン」「2、素材」「3、色」です。
早速この3つの視点から、着痩せが叶うコツを見ていきましょう。

【冬の着痩せを叶えるコツその1】デザイン・・・「3首」出しが叶うデザイン

まずはデザイン編。当たり前といえば当たり前ですが、洋服を体の上に1枚着るだけで私たちは実際の体型より少なからず大きく見えてしまいます。着膨れは洋服を体に重ね厚着をしたことで、より大きく、太って見えている状態です。ということは、私たちの体型の“ありのまま”の部分を少しでも見せることができたら痩せて見えるというわけです。よって「3首出る」アイテムを選ぶのが一つ目のコツです。

「3首」とは、「手」「足」「首」のこと。
「手」であれば、手首が見える袖丈のトップスを選びます。もしくは袖を折り返したり、まくったりすることで手首を出すのもいいですね。
「足」の場合、足首が見える丈のボトムスを選びます。
「首」の場合、えりぐりの開いたトップスで首元を見せます。
3首すべて出すのが理想ですが、せめて3首のうち1首でも見えるコーデにしましょう。

とはいえ冬は寒いから「3首」見せるのはハードル高い・・・という場合は、重ね着でカバーしましょう。
白、アイボリー、ベージュなど明るくて薄めの色を「3首」に持っていくことでメリハリを効かせることができます。
(その時、合わせるアイテムの色味は白、アイボリー、ベージュとは違う、濃いめの色にするのがポイント)

例えば黒のニットに白系シャツの襟や袖口をチラッと見せる、紺のボトムスに白系の靴を履くといったコーデです。
ぜひ意識してみてくださいね。

【冬の着痩せを叶えるコツ その2】、素材・・・「縦ライン」が施されたもの

お次は素材編。たとえ重ね着をして着膨れしてしまったとしても「縦のライン」がコーディネートに入っているだけで全体のバランスがすっきり見えます。

例えばニットだったらリブ編みのもの、パンツだったらセンタープレスというように、「縦ライン」が視覚に入ると着痩せ効果がアップします。

【冬の着痩せを叶えるコツ その3】色・・・分厚い素材は「寒色」で

三つ目は「色」。色を大きく二つに分けると赤・黄色・オレンジといった「暖色系」と、青・青紫といった「寒色系」に分かれます。暖色は暖かさを感じられる一方で膨張色と呼ばれ、実際よりも膨らんで見えるとされています。また寒色は涼しげな印象とともに収縮色と呼ばれ、実際よりも小さく見えるとされているのです。

厚着が必須になる冬は、コーデに寒色を上手く取り入れ、「着痩せ」を意識していきたいですね!

【2020】着痩せして見える冬コーデ

では早速、冬の着痩せが叶うコーデをご紹介していきますね。

簡単に着痩せを叶えたい方は、こちらのニットワンピがオススメ。
ワンピースなので上下のコーデを考える必要なし。着るだけで着痩せが叶う便利アイテムです。
首元があいていること、手首が見える8分袖であること、足首が見える丈感であることが、着痩せのポイント「3首見せ」を可能にしてくれます。また、スカート部分のプリーツに配色が施されていて見事な「縦ライン」を演出。スタイルアップを助けてくれます。

ワンピース感覚でそろえておくとコーデの幅が広がってさらに便利なのが、セットアップ。上下一緒に合わせることももちろん可能ですが、トップスとボトムスをそれぞれ別に使うこともできます。こちらのセットアップは、トップスに袖口の飾りパールで「縦ライン」があり、ボトムスにもプリーツで「縦ライン」が施されていて、着膨れを防いでくれます。また収縮色である黒を選ぶことで、より着痩せ効果も期待できます。

ボトムスには、縦ライン=センタープレスが施されたパンツを合わせてもいいですね!きちんと見えスタイルなので、オフィスの中でも快適に過ごせるのではないでしょうか。

あるいは、ちょっと華やかに見せたい時はフレアータイプのチュールスカートを合わせるのも一つの方法。「チュールスカートは、広がって実際よりも太く見えない?」と心配されるかもしれません。ですが、そんな時は色味でカバーできます。寒色を選ぶことでコーデ全体がより引き締まります。また、ストライプ状に折り目が施されているのも着痩せ効果が期待できますよね。

そして、トップスには首もとのあくニットを選んでみてもいいですね。

シルエットはややゆったりめですが、前身頃のケーブル編みの縦ラインがスッキリ見せに一役買ってくれます。袖をクシュっとまくると手首の細い部分が見えるので、華奢見せのポイントに。

リブ編みニットも「縦ライン」があるものはスッキリ見せの強い味方です。
こちらは、9分袖なので「手首見せ」による華奢見えも期待できます!
どちらのニットも、上記で紹介したワイドパンツとチュールスカート両方との相性が◎です。

寒い時はニットの下にシャツを重ね、首元や袖口から白シャツをチラッと見せてメリハリコーデを作っていきましょう。

インナーには、シャツでなくてもぴったりシルエットのリブニットを重ねることもおすすめです!
こちらのリブニットの袖口に施されている「縦ライン」のプリーツを、上に着たニットの袖から出してあげるのがポイントです。コーディネートに新鮮さもプラスできますよ。

冬の着痩せコーデは、工夫次第でスッキリ脱着膨れとおしゃれをいいとこ取りできる!

あなたがこの冬挑戦したい着痩せコーデは見つかったでしょうか?
一言で着痩せコーデといっても、ポイントは素材、デザイン、色、合わせ方などさまざまな切り口があります。
ぜひあなたに合った脱・着膨れコーデでスッキリ見せを叶え、毎日をおしゃれに楽しく過ごしてみてくださいね。

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執筆者紹介!!

ペンネーム
勅使河原 祐子
プロフィール
女性向けスタイリングプロデューサー、パーソナルスタイリスト起業スクール主宰
女性の服選びのモヤモヤをワクワクに変えるスタイリスト。アパレル&スタイリスト歴20年。
「本当に似合うものがわからない」「去年の服が今はしっくりこない」悩みを解決し「実践しやすい」「バイブルもの」と好評。
スタイリストスクールも主宰。

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