アウターを脱ぐ季節になるとトップス選びが楽しくなりますね。新学期や新しい環境、人に会う機会も増えます。新しいトップスはうれしくてヘビロテしたくなりますが、頻繁に会う人に同じコーデばかりとは思われたくないものです。今回は同じアイテムでも印象変化が狙えるコーデ術を解説し、おすすめアイテムを紹介します。

トップスを印象変化させる方法

新たにワードローブに加わった新しいトップス。お気に入りの鉄板コーデを中心に着まわしていると、いつも同じ印象になってしまうものです。たくさん着ているのにヘビロテ感を出さない、そのためにはいくつか方法があります。さっそく確認していきましょう。

使い方を変える

例えばシャツやブラウスの場合、ボタンを留めてボトムスにイン、アウト、羽織りものとして使うというように、3つの使い方が可能です。ボトムスにインとアウトでは、トップスの面積が変わります。シルエットも変化しますので、同じアイテムであることがひと目では分かりません。羽織りものとなると、インナーの印象もプラスされるので同一アイテム感がさらに薄れますよ。
シャツのようなボタンのないカットソータイプのトップスでも、コーデの主役として使う、脇役として使うといった二通りの使い方ができます。最近ではレイヤードに向いたニットベストのようなアイテムが豊富です。そのため、脇役でもお役立ちの機会は十分あります。サロペットのインナーに、ベストの下にと活用していきましょう。

イメージを変える

コーデ全体で作る印象の振り幅を大きくとり、イメージをガラリと変える方法があります。靴、バッグなどの小物、髪型もイメージに合わせてしっかり変えていきましょう。

とろみブラウスを、きれいに~カジュアルに

なめらかで柔らかく光沢感のある生地を使用したとろみ系ブラウスは、お仕事やご挨拶などきれいめスタイルにぴったりなアイテムです。きれいに着るときは、センタープレスのテーパードパンツやワイドパンツ、膝下丈のフレアスカートやタイトスカートと組み合わせます。靴はパンプス、バッグもかっちりとしたものを選びましょう。
一方、カジュアルに着るときはブラウス以外をカジュアルアイテムでまとめます。デニムパンツやデニムスカート、カーゴパンツなどをボトムスに。靴はバレエシューズ、サンダル、バッグは遊びのあるトートバッグやカゴバッグを選び、肩の力を抜いた着こなしにしていくとよいでしょう。

レーストップスを、大人っぽく~かわいく

総レースのフェミニンなブラウスは、レースの隙間からほんのり肌が見える女性らしいアイテムです。とろみワイドパンツやブラックスキニーパンツに合わせると、大人っぽく着ることができます。ヒールのサンダルと小ぶりなチェーンバックでまとめましょう。
かわいく着る場合は、ウエストインしてフレアスカートと合わせたり、サロペットのインナーとして使ったりしていきましょう。フレアスカートとのコーデでは、パンプスやバレエシューズを選びカーデガンを羽織ってお嬢様風に。サロペットとの重ね着コーデでは、サンダルやバレエシューズと合わせておしゃれにという具合です。

オーバーサイズシャツを、きちんと~リラクシーに

前ボタンのシンプルなシャツは着回し度の高いアイテムです。きちんと着るときはウエストインできるボトムスと合わせましょう。まっすぐなシルエットでハリのあるワイドパンツやセンタープレスのテーパードパンツをボトムスに選ぶと、職場でもOKなきちんとスタイルが作れます。
リラクシーに着るときは、裾を外に出しイージーワイドパンツやドロストパンツに合わせましょう。サンダルとカゴバッグ、スニーカーとサコッシュなどを組み合わせ、らくちんスタイルに今どき感をプラス。余裕のあるリラックススタイルになりますね。

2wayまたは3wayを選ぶ

ひとつのアイテムで着方を変えることができる2way、3wayトップスを選ぶ方法もあります。前後入れ替えて着ることができるタイプ、取り外しができるボウタイ付き、ウエストマークベルト付きなどがあります。一枚でいろいろな楽しみ方ができるのでお得なアイテムです。

小物をプラスする

ストールやスカーフを首周りにプラスする、ベルト使いでシルエットを変えるといった方法があります。トップスの襟元の印象が変わるストールやスカーフは、使い方や種類によってトップスを主役にも脇役にも変化させることが可能です。華やかカラー、なじませの地味色、柄物、フリンジの有り無し、天然素材、シフォン、シルク、透け感の有り無し、というようにたくさんの種類があります。
ベルト使いのウエストマークは、ベルトの種類と位置で変化を付けることができます。太さ、素材、色、ハイウエスト、ジャストウエストというように選択肢が多いです。コーデやトレンドに合わせて試してみるとよいでしょう。

印象変化が楽しめる、おすすめトップス

同じトップスでも、使い方や合わせるボトムス、小物類、髪型などで全体の印象がガラリと変わります。おすすめ旬トップスについて、振り幅を付けたコーデを紹介します。

とろみブラウスで作る、きれいめシンプルと休日カジュアル

初夏から使える半袖の、落ち感がきれいなとろみブラウスです。主張しすぎない袖のフリルがさりげなく二の腕をカバーしてくれます。合わせるボトムスと小物を変えて、印象の振り幅を大きくとりながらコーデしていきましょう。

とろみブラウス×ワイドパンツ

知的な印象を与えるきれいめシンプルなコーデです。センタープレスの効いたきちんとパンツにトップスをウエストインします。靴はパンプスかローファー、髪はシンプルにまとめ眼鏡をかけて、真面目な自分を楽しんでいきましょう。きちんとした母に見せたい、そんな保護者会や面談にピッタリです。

とろみブラウス×ロングスカート

家族でのお出かけにぴったりの優しいママスタイル。ゆったりとした雰囲気に合わせて、靴はバレエシューズや女性らしいサンダルを選びましょう。髪はふんわりまとめるとコーデに合いますね。ショッピングモールや水族館が似合う、優しくかわいいママ風コーデです。

透け感アイテムでかわいくフェミニンに、カジュアルのスパイスにも

フェミニンで主役級の存在感がある総レーストップスです。プチハイネック、裾のスカラレースとディテールにもこだわりを感じさせます。大人っぽい柄のレース、白・黒・モカの地味カラーが大人かわいいにちょうどよいアイテムです。かわいらしさを引き立てる方向とおさえる方向で、振り幅を付けてコーデしていきましょう。

透け感アイテム×フレアスカート

ブラウスの女性らしいかわいらしさを活かし、フレアスカートを合わせて清楚で可憐にコーデしましょう。ヒールパンプスや華奢サンダルを合わせて、髪はハーフアップ。フェミニンなコーデに合わせてお化粧にも気合が入ります。旦那様とのデートに着て、普段とのギャップにびっくりさせるのもアリですね。

透け感アイテム×サロペット

サロペットのインナーとして使うと、ただのカジュアルがおしゃれにランクアップ。シンプルなコーデに甘さがほんのり加わり、遊び心を感じさせるスタイルになります。足元はぺたんこバレエシューズやサンダル、髪はお団子もしくはキャスケットをかぶっていきましょう。公園で子どもと遊ぶときにコーデすれば、おしゃれで親しみやすいママに。

シアーシャツはボタンを留めてきちんと、羽織りを使ってリラックス

大人っぽくクールな印象のシアーシャツ。かっこいいだけのコーデにならず、女性らしさや柔らかさが感じられることがポイントです。腰回りがすっぽり隠れる長めの丈は、ウエストインしたときとアウトしたときの印象が大きく異なります。シャツタイプは使い方を変えることでイメージ変化が狙えるので、同じアイテムでもヘビロテ感を出さずにさまざまなコーデを楽しんでいけますね。

シアーシャツ×テーパードパンツ

ボタンを留めてきちんと着ていきましょう。センタープレスの透け感のないボトムスに合わせると、シャツとパンツの素材感が異なるため単調になりません。ワントーンやワンカラーでのコーデにも合います。ウエットな質感の髪型にスタイリングしてモードっぽくきめて、センスの良い女友達とのショッピングやおひとり様でのお出かけに。

シアーシャツ×Tシャツとワイドパンツ

シアーシャツの前を開けてさらりと羽織ります。Tシャツとワイドパンツのリラックスした雰囲気に、透け感のあるシャツによる軽やかさがプラスされたコーデです。海や高原へのドライブに着ていけば、爽やかな風に柔らかな生地が揺れて、さりげなくいい女風になりますね。

個性が強い変形デザインはそのまま主役に、ベストと重ね着で脇役にも

インパクトのある変形デザインのトップスは、その一枚でコーデがおしゃれに決まります。その半面、インパクトが強いため記憶に残りやすく、ヘビロテしにくいということも。デザインの主張の強い主役級トップスは、重ね着でデザイン部分を隠してコーデの脇役に持っていきましょう。

変形デザイン×スキニーデニム

ブラウスにデニムというシンプルスタイルも、変形デザインを主役にすれば大人かっこいいコーデに。メタリックや柄のパンプスと合わせて、シンプルでクールにまとめていきましょう。髪やアクセサリーまでばっちりきめると隙がなくなるので、盛りすぎないように気をつけて。子どもの送迎やママ友とのカフェタイム、浮かずに普段のコーデに取り入れられます。

変形デザイン×ニットベストとテーパードデニム

トレンド感のあるニットベストを重ね着すると、ブラウスのデザイン部分が隠れて着まわし感が薄れます。ブラウスだけのときよりもクールさが抑えられ、カジュアルで親しみやすい雰囲気です。ママ友ランチや近くまでお買い物など、気取らずに普段の生活のなかで使えるコーデになりますね。

トップスを上手に着回し、いつものコーデに差をつけよう

お気に入りのトップスはワンシーズンのなかでたくさん身に着けたいものです。印象変化のコツは、使い方を変えることや全体のイメージをガラリと変えること。ご紹介したコーデを参考にして、今季いちばんのお気に入りトップスを思う存分楽しんでいきましょう。


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