
お仕事やプライベートでさまざまな経験を積んでいくと、自分もすてきでかっこいい女性になりたいと思うように。しかし、憧れのかっこいい女性たちはとてもおしゃれだったり、その人らしい軸を持っていたり、強く賢く余裕があったりします。「かっこいい」は簡単に手に入るものではなさそうですが、まずはかっこいい女性に見えるファッションを知り、特に自信を持ちたいという日に演出してみてはいかがでしょうか。起こりがちな失敗例も紹介しますので参考にして下さいね。
目次
かっこいい女性に見えるファッションとは?
かっこいい女性についてのイメージは人それぞれです。モデルのようなスタイルで男性に媚びないファッションを着こなし、自分らしいおしゃれを楽しんでいる、そんな女性はかっこよく見えますね。また、外見だけではなく内面が重要と考える人もいるでしょう。
人によって考え方の異なるかっこいい女性像ですが、共通している事柄として、“自分を知っていること”“芯の強さ”“賢さ”が挙げられます。ファッションでは大人っぽい、シンプルで上質、モード、メンズライクなどがかっこいいイメージにつながり、それらを堂々と着こなすことでかっこよく見えます。身の丈に合わないかも、似合わないかもという気持ちがあるとかっこよく見せることが難しくなります。30代女性のかっこいいファッションは、今の自分が自信を持って着ることができる服のなかから見つけていくとよいでしょう。
<シーン別>かっこいいファッションコーデ紹介
ファッションの力でかっこいい私になりたい、そんな日に合わせたコーデを紹介します。
プレゼンやごあいさつ・オフィス編
しっかり準備をしてきたプレゼン、クライアントへのごあいさつや新メンバーとの顔合わせ、そんなとき自分を支えるかっこいい服はお守りです。ファッションに背中を押してもらい、緊張の時間を充実の時間に変えていきましょう。
プレゼンに
背筋を伸ばして堂々と発表したい、プレゼンの日には強さを感じさせるジャケットスタイルで。自信を持ってこれまでの成果を伝えていきましょう。
同期会やママ友会・お食事会編
媚びないかっこいいファッションは同性から好印象を持たれやすくなります。久しぶりに会う旧友やおしゃれなママ友のなかでも気後れしないコーデを選び、のびのびとした気持ちで楽しみましょう。
同期会や同窓会
久しぶりに会う旧友には、年を重ねてさらにすてきになったなと思ってもらいたいものです。大人っぽく上質さを感じさせるコーデなら自信を持って参加することができますね。
ママ友との女子会
公園や近所、園や学校で頻繁に会うママ友達。家族で行かないお店での食事だから、いつもよりちょっとおしゃれして行きたいですね。かっこいいを意識したコーデなら、同性からの好感度が高くなりますよ。
美術館やライフスタイルショップ巡り・お出かけ編
センスの良い人がたくさんいる街に行くときは、自分もおしゃれでかっこよくありたいものです。自信を持って歩ける服を選び、お出かけをもっと楽しんでいきましょう。
美術館や企画展、観劇
文化や芸術に触れる場では、それらにふさわしい服装で堂々としていたいものです。アートにふさわしく、モードやトレンドを差し込んで。
ライフスタイルショップ巡り
ハイセンスなお店に入るにはちょっとした勇気がいりますね。そんなとき、今日の自分はかっこいいから大丈夫と思えるコーデが背中を押してくれます。すてきな雑貨をたくさん見て、おしゃれなカフェでひと休み。贅沢な時間を満喫しましょう。
かっこいいつもりがなんか違う!?失敗例から学びましょう
かっこいいコーデのはずが何かが違う? 「かっこいい」は、マニュアルどおりというわけにはいかないものです。失敗例から学んでいきましょう。
大人っぽくかっこいいつもりが、老け見え
大人な女性のかっこよさをイメージして、黒、紺、ベージュのワンカラーコーデやセットアップにしたら老け見えしてしまった、そんなケースがあります。基本色やダークカラーは落ち着きを、セットアップはきちんと感を感じさせるため、大人っぽくかっこいい着こなしを目指す際には使いやすいアイテムです。気を付けたいポイントは何か確認しましょう。
「老け見え」の解決ポイント
古くささが老け見えを呼ぶので、今年らしさを加えることがポイントです。靴やバッグを更新するだけでも新鮮さが取り戻せます。きちんと感のあるセットアップの場合、靴とバッグまでかっちりしたものを選ぶと隙がなくなります。遊び心のあるものを取り入れて、ゆとりを感じさせるとよいでしょう。
また、頑張りすぎたメイクや髪型も年齢を高く見せる原因です。大人っぽいファッションだからとヘアメイクまで盛り込むと、大人っぽさを通り越して老け見えしてしまいます。いまどき感があり年齢に合ったヘアメイクを心掛けるとよいでしょう。
さらに、素肌の分量を調節することも有効です。首元、手首、足首を出すことでコーデが軽くなり、年相応の若々しさを取り戻すことができますよ。
シンプルでかっこいいはずが、まるで普段着
モデルのような気取らないかっこよさを狙った、Tシャツにスキニー、白シャツにデニム、そんなシンプルスタイルが普段着に見えてしまう、そんなケースがあります。そもそもスタイルがよくないとかっこよく着こなせないのではないかとあきらめる前に、次の解決方法をチェックしてみましょう。
「まるで普段着」の解決ポイント
シンプルアイテムはサイズ、細部、生地の質が大きな差となります。自分の体型や顔立ちに合ったアイテムを妥協せずに探すことが大切です。トップスは襟の開き具合、形、丈、身体に沿うかどうか、肩の位置などをチェック。ボトムスは、適度なゆとり、シルエットをしっかりと確認しましょう。生地の質や厚みが足りない場合、普段着に見えやすいのでなるべく素材の良いものを選ぶとよいです。
さらに、靴、バッグ、帽子など小物の手抜きは普段着感をアップさせます。トレンドを感じさせるもの、遊び心のあるもの、ハイブランドのものをさりげなく合わせるとよいでしょう。
肌や爪、髪、姿勢など自分へのケアが足りているかどうかも、「かっこいい」と「まるで普段着」の分かれ道になります。シンプルなスタイルほど素材の良しあしが影響しますので、日ごろからコツコツと積み重ねていけるとよいですね。
かっこいいブラックにならずに、重たい黒子に
モードっぽいかっこよさを狙って黒でコーデをまとめたら、重々しい印象、さらに黒子のようになってしまった、そんなケースがあります。無難だし引き締めカラーだからと、無計画に全身黒にしてしまうことで起きてしまう失敗です。次の解決法をチェックして、かっこいい黒コーデのコツをつかんでいきましょう。
「重たい黒子」の解決ポイント
素肌を見せて抜け感を出しましょう。鎖骨、手首や腕、足首などの肌を見せることで軽さを感じさせることができます。これら3つの首を出すことは細見えにもつながり一石二鳥です。
また、トップス、ボトムス、羽織り物、靴、バッグ、その他小物、アイテムそれぞれの質感に変化をつけましょう。同じ黒でも素材が変わると質感が変わります。コットンやウールの柔らかなマット感、シフォンやレースのシアー感、レーヨンやシルクの光沢感、レザーの硬質な光沢感。それぞれの質感の特徴がはっきりわかるように組み合わせてメリハリを作るとよいでしょう。
さらに、差し色を1色差し込むのも有効です。重ね着の裾から少しだけ白いシャツをのぞかせる、スニーカーのソールやバッグの一部に白が使われているものにする、それくらいの少ない分量でもOKですよ。
「かっこいい」はコツを押さえて自分らしく!焦らず積み上げていきましょう
外見だけではなく内面も必要となるかっこよさですが、今回は30代の女性が無理なく取り入れることができるかっこいいファッションを紹介しました。大人の女性のかっこよさは、さまざまな面で自分の長所・短所を把握すること、学ぶこと、努力することで徐々に積み上がります。千里の道も一歩からです。試行錯誤しながら、自分らしいかっこよさを見つけていきましょう。