
30代になってから、ぽっちゃり部分が気になってきたと感じることはありませんか? ファッションコーデを参考にしようとするとモデルさんはスタイルが良い人ばかりで、いいなと思った服が自分に似合うとは限らないと思ってしまうこともあるかもしれません。
上手な体型カバーのポイントを押さえて、おしゃれをあきらめずに毎日のコーデに取り入れていきましょう。
ぽっちゃりカバーの基本アイテム
ぽっちゃりをカバーするためにはどうしたらよいのでしょうか? 基本的な考え方とカバーできる優秀アイテムについて解説します。
長所を生かすアイテムを選ぼう
自分の全身のなかで細いところはどこでしょうか?
人と比べてではなく、自分の全身で探すことがポイントです。基本的には「3つの首」といわれる、首・手首・足首です。細いところは人それぞれのため、自分はどこが細いのかをしっかり確認しておきましょう。意識していなくても後ろ姿を見た人からはアキレス腱がキュッとしていてカッコいいと思われているかもしれません。
また、ほかにも自分の長所を知っておきましょう。例えば、自分では普通の顔と思っていても、明るい・ほがらか・話しやすそうなど、頑張らないのに表情が好印象の方もいますので、その長所を生かすといいですね。
顔周りに視線を集める小物使い、襟周りのデザイン、明るい表情を引き立てるトップスのカラーリングなどがおすすめです。
「3つの首」をきれいに見せよう
首・手首・足首は、基本的に細いところになっています。これらがきれいに見えるような形を選ぶといいですね。
首周りはシャープなライン、Vネックにすると確実です。VネックはVの深さ、広さのバリエーションがいろいろあります。自分にとってベストな開き具合を検証しておくと便利です。浅すぎると詰まった印象になり、深すぎると胸元が気になり、横に広すぎるとインナーを選び少し面倒ですね。手持ちのVネックのなかで一番細く見えるものを覚えておき、Vの開き具合を確認しておくと次に生かせますよ。
手首については、ドルマンスリーブやゆとりのある袖からキュッと細い手首が見えるようにしていきましょう。腕の付け根や二の腕はゆるっとカバーしながら手首に向かって細くなるもの、肘の下か手首が細くなっているもの、細い手首を見せることができるもの、そのように選んでいくとよいでしょう。
パンツスタイルでは8分か9分丈にし、足首を見せましょう。タック入りテーパードパンツのように、腰と太ももはゆったりめにカバーし足首に向かって細くなるものは、自然な細見せ効果があります。腰高のワイドパンツも腰と太ももを隠してくれるので心強いですね。その場合、足首はしっかり見せていきましょう。
また、スタイルアップに欠かせないのがヒールのある靴です。脚長効果と足首の細見せ効果の両方がかなうため、ぜひ取り入れてほしいアイテムです。
30代ママのなかには、子どもの送り迎えがあるからとヒールをあきらめている人もいるかもしれません。そんな場合は、クッションインソールのものや疲れにくいものを選び、走れるパンプスをゲットして解決していきましょう。以前よりもサイズやカラー展開が豊富になり、選択肢も増えていますよ!
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視覚効果を利用しよう
スタイルアップに使える視覚効果をうまく取り入れる方法もあります。視覚効果とは、実際とは異なる長さや大きさに見える効果のことです。面積が大きく見える色、実際よりも長く見える形などがあります。
ぽっちゃりコーデに使いたい視覚効果のひとつは、Iラインを作ることです。ロングカーデ、ストール使い、ストライプなどを利用して、縦ラインを作り細見せします。ロングカーデはボタンをとめず、ストールは首にぐるぐる巻きにせず長くたらし、縦のラインができるようにしましょう。
下半身ぽっちゃりさんや笑顔がすてきな方におすすめしたいのは、視線を上に引き寄せる方法です。華やかカラーのトップスやスカーフ、ボウタイやレースの襟元などを取り入れましょう。パッと目につくものを顔周りに置くことで、視線を首から上に引き寄せます。髪をすっきりまとめると効果がさらにアップします。
トップスの面積を小さくすると、腰の位置を高く見せることができます。直接的に細見せ効果にはなりませんが、スタイルアップになります。華やかカラーや膨張色となる淡色系のトップスであってもボリューム感を抑えることができます。細見せを気にしてダークカラーを選びがちな場合は、きれい色でもショート丈やトップスインにすればOKなのでぜひ取り入れてみましょう。
色の差でメリハリを作ることで、気になる部分のボリュームを感じさせないという方法もあります。下半身が気になる場合は、トップスを淡色・ボトムスをダークカラーにすることで、ボトムスのボリュームを抑えトップスの印象を強くすることができます。インナーとカーデの色の差をハッキリつけることで色の差でIラインを作り、横幅を狭く見せることもできます。
視覚効果を取り入れるときに注意したいのが、全身ダークカラーにしないということです。ダークカラーは引き締め色ではありますが、デザインや素材感を考えずにダークカラーにしてしまうと重く暗い印象になってしまいます。ダークカラーでワントーンコーデするならば、3つの首見せや華やかトップス、とろみ素材などをうまく利用しましょう。
気になるタイプ別に押さえたいポイント
気になるぽっちゃりは人それぞれ、押さえたいポイントもタイプ別にそれぞれとなります。気になる部分に合わせてポイントを確認していきましょう。
二の腕が気になる
重い買い物袋を持ち、子どもを抱っこするうちにいつの間にかガッチリしてきた二の腕。もしくは学生時代の部活でついた筋肉の名残がありつつ、今はすっかりタルタルに。
そんな気になる二の腕は大きなサイズを選んで隠すよりも、トップスのデザインや全体のバランスで工夫することがポイントです。
肩周りと二の腕が気になる場合、肩と二の腕はゆったりさせつつ、肘から下は細くなっていたり手首を見せたりするデザインのものがいいですね。ドルマンスリーブやバルーンスリーブなどのような体のラインを拾わない形、とろみ素材や厚手素材のような肉感を拾わない材質にすると安心です。
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背中のお肉が気になる
丸まった背中に下着が食い込んでいる様子がトップス越しに見えてしまうと、残念な気持ちになりますね。食い込むこともあるけれど、それを知っているのは自分だけにしておきたい、そんな風に思うことも。
背中のお肉が気になる場合、リブのようなぴったりしたものよりも、ゆったりサイズを選ぶことでふんわりカバーしていきましょう。ダークカラーを選んだときは首周りをシャープにし、顔周りに視線が行くように襟やアクセサリー、スカーフを足します。
気をつけたいのは、ゆるっとしたトップスと同じくゆったりとしたシルエットのボトムスでメリハリがない場合です。これは着やせにつながらないため、腰の高い位置でトップスインする、トップスをショート丈にするというように、メリハリやバランスを意識していくようにしましょう。
また、姿勢よく過ごすことも大切です。背筋を伸ばし、巻き込んだ肩を開くようにして、腹筋と背筋を少しずつ鍛えていきましょう。毎日の習慣にできれば、自然と上半身が引き締まっていきますよ。
首回りはシャープなVネック。ふんわりトップスで着痩せ効果も!
おなか周りが気になる
20代では少し頑張ればすぐに元に戻ったおなかが30代になるとなかなか戻りませんね。しかし、ウエストがきつかったり、座ると脚の付け根を圧迫したりするようなタイトな服は、血行やリンパの流れを悪くするので健康にも良くありません。楽してきれいに見えるものを選びたいですね。
そんな方向けのぽっちゃりコーデでは、スカートはギャザーやタックに助けてもらうとよいでしょう。
パンツはテーパードやワイドパンツが使いやすいです。
コーデのポイントとしては、上から下までゆったりとするよりも、思い切ってキュッとするところを作ることです。トップスをふんわりインしてウエストの位置を高く見せると脚長効果もあります。
細見せしたいからといって、サイズの合わないサポート下着で締め付けていると逆にむくんでしまいます。着心地の悪い服のせいでお仕事に支障が出てしまっては残念です。締め付けずに正しい姿勢を心掛け、インナーマッスルを少しずつ鍛えていけるといいですね。
タック入りフレアスカートでふんわりカバー
下半身が気になる
上半身はきゃしゃだけど下半身にボリュームが、と気になる人は多いようです。年を重ねるごとに重力に引っ張られ、お尻の位置も下がってくるものですので、自然の摂理とも言えます。そんな自然の摂理に逆らいたい30代女子は、少しの運動と上手なコーデで下半身ぽっちゃりをカバーしていきましょう。
1つ目の方法は、ウエストをしっかり作りそこから下は全部脚に見せるというもの。トレンドの腰高パンツはこの方法にピッタリの便利アイテムです。ベルト付きやリボンベルト付きの腰高パンツはウエストマークしやすくおすすめです。
2つ目は、体のラインを拾わない形、素材にすること。厚手のストレッチテーパードパンツ、とろみ素材のワイドパンツ、ミモレ丈Aラインスカートなどがよいでしょう。リブニットタイトスカートやスキニーパンツは難しいアイテムになります。パンツでは、気になる部分はさらっと隠し細い部分をしっかり見せてくれる、テーパードパンツは万能アイテムです。
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ぽっちゃりカバー術でコーデの幅を広げよう!
仕事に家庭にと忙しい30代大人女子、気になるところがあってもおしゃれをあきらめずに自信を持って過ごしていきたいですね。自分の長所を知ることがポイントとなるぽっちゃりカバー術。ダークカラーやルーズなシルエット以外にも目を向けて、選ぶお洋服の幅を広げていきましょう。
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