
「ニットカーディガン」は、冬のベーシックアイテムのひとつ。定番だからこそ何年も同じものを着ている、無難な色やデザインを選んでしまって代わり映えがしない、という方も多いのではないでしょうか。本記事では、ニットカーディガンの種類と、暖かく過ごせて垢抜けて見えるニットカーディガンコーデのコツをお伝えします。
目次
種類別!ニットカーディガンの特徴
ニットカーディガンは、大きく分けて糸の太さや編み機の針の密度(ゲージ)と丈によって印象が異なります。
まず、糸の太さや編み方によって大きく3種類に分かれます。1つ目は、太めの糸でざっくり編まれた風合いが魅力の「ローゲージ」です。2つ目は、糸が細く密に編みこみ、表面に凸凹感がない「ハイゲージ」。そして3つ目はローゲージとハイケージの中間の太さの糸で編んだ「ミドルゲージ」です。
糸が太くなるほど手編みのようなナチュラルな風合いが出るため、「ローゲージ」のニットカーディガンのほうがカジュアルな印象になります。反対に通勤服やきれいめファッションには「ハイゲージ」のニットカーディガンのほうがスッキリした印象になり、適しています。
着丈もニットカーディガンの印象を左右します。短めの丈感のニットカーディガンは、重心が上がるので小柄な方にも似合いやすいです。
ロング丈の場合は、縦のIラインシルエットを強調してくれるため着痩せ効果があります。ロングカーディガンは長さがある分コーデの主役になるので、柄や色で華やかさを演出してもいいでしょう。
30~40代女性向け ニットカーディガンのコーデ例
上半身が華奢な方に似合うのは、首元がキュッと詰まったクルーネックのハイゲージニットカーディガンです。コンパクトな身丈ながら肩まわりがややゆったりしたシルエットで、重ね着してももたつきません。前後2wayでトップスとしても着こなせる使い勝手のいいアイテムです。定番デザインこそ、深みのあるトマトレッドなど普段はあまり挑戦しないカラーを選び、いつものコーデに遊び心をプラスしてみてください。
ニットのキャミソールとVネックカーディガンのアンサンブルは、上半身や首まわりをスッキリ見せてくれます。やや糸が太めのミドルゲージとボタンなしのラフなデザインが、オフィスコーデにも休日のカジュアルコーデにも合わせやすいですよ。明るいラベンダーは、黒・白・ベージュなどの定番色と組み合わせやすく、カラーアイテム初心者さんにもおすすめです。
細かな編み模様が特徴のジャガード柄ニットカーディガンです。ベーシックカラーなジャガード柄を選べば手持ちのアイテムとも合わせやすく、センス要らずでおしゃれなコーデが完成します。同素材のスカートと合わせて、セットアップ風に着こなすのもおすすめです。ほどよい厚みがあるので、ボディラインを拾いすぎず肉感をカバーしてくれます。さらに、黒の縁取りで引き締めてくれるこだわりの詰まった一着です。
スタイルアップも叶う!ロングニットカーディガンのコーデ
大きめのグレンチェックがピリッと効いたジャガードニットカーディガン。ボリュームの出にくい生地感のため重ね着しやすく、オフィスコーデに使っても品よくまとまります。サイドスリットが入っているので動きやすく、長すぎない膝丈なのでデスクワーク時ももたつきにくいです。いつものコーデにプラスするだけで新鮮味が加わります。縦ラインが目立つチェック柄で、細見え効果も期待できますよ。
ぽわんとした袖まわりと大きめのポケットが愛らしいニットカーディガン。ボリュームの出やすいミドルゲージからローゲージニットをスッキリ着こなすなら、断然Vネックがおすすめです。今季は秋冬でもカラーアイテムが人気ですが、くすみカラーなら大人世代もトライしやすく、秋から春まで長い期間着回せます。
ディテールにもこだわったニットカーディガン選びをしてみませんか?
着慣れたニットカーディガンも、普段と違うシルエットや編み方のアイテムを選べば新鮮さが生まれ、おしゃれな着こなしが叶います。定番アイテムだからこそ、デザイン性やトレンド感にこだわると、あっという間に垢抜けた印象に。着こなしのコツを押さえれば、気になる冬の体型カバーもできるので、ぜひ今年の冬はニットカーディガンをアップデートしてみてください。
執筆者紹介!!
- ペンネーム
- 中野みおり
- プロフィール
- パーソナルスタイリスト・顔タイプ診断アドバイザー
Mirainarume Inc. CEO
10年の事務OLを経て起業。
自身が30代で体型やライフスタイルの変化に伴いおしゃれに迷った経験から「似合うおしゃれで“今の私”を肯定し、軽やかに生きる」をモットーにパーソナルカラー・骨格診断・顔タイプ診断のレッスンを主催。東京・吉祥寺を中心に活動中。
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