秋も深まる頃になると足元も冷えてきて、ブーツが恋しくなってきますね。ブーツの中でも気軽に取り入れやすいのが「ショートブーツ」です。30代・40代女性が使いやすいショートブーツの選び方や、単なる防寒アイテムにならず、おしゃれにスタイルアップして見せるショートブーツコーデのコツをお伝えします。

30代・40代女性が履き回ししやすいショートブーツの特徴

30代・40代女性が使いやすいショートブーツの特徴を具体的に見ていきましょう。以下3点がポイントですよ。

1. ファッションや肌になじみのいい色

ストッキングやタイツを選ぶときの感覚と一緒で、ファッションの一部のアクセントカラーとして楽しむか、肌なじみを優先するか、どちらかに決めて選ぶようにしましょう。
よく着るアイテムや肌の色に合わせてブーツの色を選ぶと、コーデ全体がまとまりやすく脚長効果も期待できます。

2. 脱ぎ履きしやすい伸縮性

靴下を履くような感覚で気軽に脱ぎ履きできるショートブーツを選べば、ヘビーユースしやすくなります。履き口にゴムなどの伸縮性が高い素材を使ったショートブーツは、ブーツ初心者の方や、ブーツの脱ぎ履きに苦手意識がある方にもおすすめです。

3. ヒール太め&ヒール高め

ショートブーツは、細いヒールだと疲れてしまったり歩きづらかったりすることも…。そんなときは太さのあるヒールを選んで安定感を追加しましょう。
ヒールの太さを生かしたデザイン性のあるものを選ぶと、個性も演出できてGOOD。また、高さがあるヒールのほうがバランス良く見え、スタイルアップも叶います。

黒のショートブーツコーデの注意点

「黒のショートブーツは何にでも合う!」と思われがちですが、明るい色の服を着るときは特に、足元だけが重たく浮いて見えないように注意してくださいね。
バッグやベルトやファッション小物など、同じく黒を選んでリンクコーデにするとバランスが取りやすくなります。

こちらは黒のショートブーツを効果的に使ったバランスコーデ。黒は重たくなりがちなので、面積を小さくして散らすようにすると、暗くなりすぎずに全体的にコーデがほどよく引き締まります。

30~40代女性向け【2021-22】旬のショートブーツコーデ

30代・40代の大人の女性がショートブーツコーデを洗練させるためには、次の3つのポイントを意識してみましょう。

1. 色のつながりを考える

「脚を素肌のまま出す場合は、肌の色に…」「脚を出さない場合はボトムスやタイツの色に…」というように、ショートブーツに近い部分の色を「合わせる、なじませる、つなげる」ように意識すると、脚長効果を期待できるコーデが作れます。
また、ショートブーツも含めた小物同士の色のトーンを合わせるとバランスが取りやすくなります。

2. 脚の見える面積のバランスを考える

スカートやパンツと合わせたときに、その丈感に応じてどのくらい脚が見えるのか、または見えないのかを意識しましょう。ボトムス、脚の見える部分、ショートブーツの面積のバランスが悪いと短足に見えたり寸胴に見えたりしてしまうので注意しましょう。
ショートブーツとソックスの色を合わせて脚の見える面積を調節するのも賢い方法です。

3. シルエット全体を意識しながら選ぶ

甘辛バランスや軽重バランス、ワイドorタイトバランスなど、スタイリングはメリハリが大事。ブーツ選びはボトムスとの相性を考えるだけではなく、コーディネート全体のバランスも考えていきましょう。
着込みがちな冬、鏡に全身を映したときに、全体が重たくハードすぎないか、適度な抜け感や華奢さがあるかなどをチェックしてみましょう。

パンツスタイル派におすすめのショートブーツコーデ

細めのスクエアトゥに、厚みを削ぎ落としたプレートヒール、レースアップと、ディティールにこだわった個性的なデザインのブーツ。プレートヒール=板のようなヒールは、女性らしい華奢感と、歩きやすさといった安定感が両方叶うのでおすすめです。
少し丈が長めのショートブーツは、同系色のパンツをインして合わせると脚長効果にもつながり、カッコ良く&可愛く着こなせます。

トップス・ボトムス・ブーツ・バッグ…。どれもベーシックカラーながら異なる色味、なのに統一感があって魅力的な、控えめながら個性が光るコーデです。
上から下へとだんだん暗い色になっているため、自然と視線が流れてスッキリ見える効果があります。足元のブラウンがオシャレに光る秀逸コーデです。

足首チラ見せで視線を集めるだけではなく、メタリックなヒールでモードな個性を演出できるブーツ。足元のオシャレが、よりいっそう際立ちます。上半身にコンプレックスがある方は、足元がキラリと光る演出をすると、上手に視線を外しながらオシャレが楽しめるのでおすすめ。
同じような光り物の大振りピアスやバングルを身につけて、リンクさせてあげてもオシャレです。

サイドゴアなのに細めのスクエアトウにプレートヒールが珍しく、こだわりが詰まった今年らしいデザインのブーツ。カジュアルになりすぎず、大人っぽさとカッコよさ、女性らしさを兼ね備えながらスタイルアップも叶う、欲張りな女ゴコロをくすぐる一足です。
デニムは軽くロールアップすることでポイントにもなり、より一層足元に視線を集中させることができます。

スカート派におすすめのショートブーツコーデ

寒い季節にありがちな全身ダークな重ためコーデも、足首を出すだけで抜け感がバッチリ。ブーティタイプのカッティングは女性の脚の形を美しく見せ、華奢見えも叶うので、パンツに合わせても女性らしい演出ができます。また、脱ぎ履きがスムーズにできるのも嬉しいポイント。こもりがちなブーツの匂いも気になりにくいので、靴を脱ぐ必要があるシーンにもおすすめです。

ショートブーツなら、明るい色のブーツにもチャレンジしやすいのではないでしょうか。特にナチュラルストッキングを合わせるときには、上記コーデ画像のように明るいアイボリーがおすすめ。足元が軽やかに見えて、その場の華になれること間違いなしです。
白と黒のシンプルコーデなのに、靴とバッグを明るい色にして洋服の一部とリンクさせることで途端にオシャレ上級者さんに見える、参考にしたいコーデです。

ニュアンスのあるくすみカラーのコーデには、同じくくすみカラーのショートブーツを合わせると相性◎。また、トップスとショートブーツの色を合わせてサンドイッチしてあげるコーデにすると、よりバランスも良くなります。
このコーデのように、スカートとショートブーツの隙間がほとんどない丈のバランスもブーツ初心者さんには取り入れやすいですよ。間からチラリと見える素肌によって、スッキリ見えも叶います。

ショートブーツは、長めのスカートやレイヤードスタイルにもよく合います。特にタイトなストレッチタイプのショートブーツを選べば、全身を覆い隠したとしてもバランスよく見えやすいです。
足元からちょこんと見えるブーツの色を、洋服や小物の色・柄とさりげなくリンクさせるだけでオシャレさんに見えてしまうから不思議。ぜひ、色のしりとりを楽しんでみてください。

防寒とオシャレが叶うショートブーツで秋冬コーデをもっと楽しく!

ショートブーツだからこそチャレンジできる色やコーデが見つかったのではないでしょうか。おしゃれは足元からとはよく言ったものですが、足元を無難にまとめるだけではなく、時には個性を演出するのも一興です。ぜひ足元から冬のコーデを彩ってみてくださいね。

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執筆者紹介!!

ペンネーム
都外川 八恵
プロフィール
スタイリング&カラーコンサルタント。
COCOLOR代表。
企業向けカラーコンサルや研修はもちろんのこと、「十人十色」の個性を見極め「なりたい」を実現するスタイリングが得意。似合う色だけではなく、似合う質感・柄・形で、ロジカルなメソッドを確立。著書10冊、各種メディアからも取材実績多数。

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