
年々、変化するバストライン。それに合わせて見直しが必要なのがブラジャーです。
ずっとサイズに合わないブラをつけていると、残念なバストになってしまうかもしれません。
そこで今回は、ブラジャーの正しい選び方とつけ方をご紹介し、悩みにあったおすすめブラジャーも紹介します。
ブラジャーはどう選べばいい?サイズ・デザインなど選び方のコツ
ブラジャーを選ぶためのサイズのはかり方、自分のバストを把握するコツを具体的に紹介します。
合っていないブラをつけていると起こる現象
実はサイズの合っていないブラジャーをつけ続けていても、身につけている本人にとってはそれが習慣となっているため、サイズが合っていないことを自覚していないケースがあります。
具体的に以下のような現象が起きている場合、ブラジャーのサイズが合っていない可能性があるので見直しましょう。
1:ブラを外した時に解放感がある
正しいサイズのブラジャーは、下着を身につけていることすら忘れてしまうほどのフィット感があります。
1日の終わりに下着を外した際に解放感があるなら、そのブラジャーのサイズは合っていないかもしれません。
2:ブラを外した時に体にブラの跡が残る
1と同様にブラジャーを外した際にブラジャーのワイヤーやストラップの跡が体に残っているかも確認をしましょう。
跡がくっきりと残っている場合、カップサイズが小さいorアンダーバストが小さいブラジャーを身につけている可能性が高いです。
トップとアンダーのサイズを正しく理解する
ブラジャーのカップ数はバストトップとアンダーバストの数値差によっておおよそのカップサイズが決まります。
バストトップとアンダーバストの数値差が10cmほどならAカップ、12.5cmほどならBカップと差が大きいほどにカップ数も上がります。
成長期を超えたらバストのカップは変わらないものと思っている方もいるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
体型の変化によってアンダーバストが細くなったり、バストマッサージでバストトップが上がったりします。さまざまな理由でブラジャーのカップのサイズは変わるので定期的にサイズをはかると良いでしょう。
正しいバストサイズのはかり方
1 手持ちのブラジャーの中で一番サイズの合うブラをつけましょう。
2 背筋を伸ばし、鏡の前で直立します。
3 メジャーは背中側からまわして両脇を通し、バストトップの前でメジャーを交差させます。
4 メジャーはゆるすぎたり、きつく締めすぎたりしないよう気をつけ、鏡ごしに数値をチェックします。
5 次はバストのすぐ下のアンダーバストを同様の手順ではかります。
6 アンダーバストの時はやや強めにしっかりとフィットするようメジャーを引き締めます。
7 バストトップからアンダーバストの数値を引いた数値の差がバストのカップ数になります。
(例)バストトップが85cm・アンダーバストが65cmの場合。85-65=20cm。数値差が20cmなのでEカップ。
カップサイズの目安(トップ-アンダーの数値差)
Aカップ 約10cm
Bカップ 約12.5cm
Cカップ 約15cm
Dカップ 約17.5cm
Eカップ 約20cm
Fカップ 約22.5cm
※ブラジャーによって多少差はありますが、約2.5cmずつのピッチでカップ数が上がります。
ブラジャーの正しいつけ方!
カップにバストをしっかりしまい込む
ブラジャーはストラップに肩を通して、前かがみになって着用しましょう。
その際、手を使って両脇に流れてしまっているバストをカップの中にしまい込みます。最初は前かがみでしまい込み、その後は右側に体を傾けバストを安定させます。
次に体を左に傾けて同じくバストがカップにフィットするように整えます。
ブラホックは真ん中がベスト
ブラのホックは何段階かに分けられていますが、理想は真ん中のホックにかけてちょうど良いフィット感があることです。
ただし、お手持ちのブラジャーがサイズに合わなくなることもあるので、アンダーバストが窮屈になったり、ぶかぶかになったりした場合はホックをかける位置を変えて調整しましょう。
ストラップは人差し指が1本入るフィット感
最後にストラップの調整も忘れないようにしましょう。
ストラップは人差し指が入るくらいのフィット感が理想的です。それ以上ゆるいとブラジャーがずれてバストが下垂する原因にもなります。反対に指の入る隙間もないくらいキツキツでもブラジャーのずれが生じるので注意しましょう。
お悩み別おすすめブラジャー!
ワイヤーや締め付け感が苦手
ワイヤーの締め付けがどうしても苦手な方はノンワイヤータイプがオススメです。
バストのボリュームが出にくいノンワイヤーブラですが、こちらのアイテムは内蔵されているハンモックシートがバストの横流れを防止。楽なのにしっかり盛れる優秀ノンワイヤーブラです。
胸が小さくてカップが浮きがち
小胸さんは、バスト上部をしっかり覆うプランジタイプのブラジャーと相性が良いです。
深めのトライアングルシルエットでブラカップが浮くことなくバストにしっかりフィットしてくれます。
脇や背中のはみ肉をどうにかしたい
脇や背中からはみだして目立ってしまう肉は、脇高設計のブラジャーでスッキリ解決できます。
こちらの商品は背中全体をしっかりカバーできるほど布面積が大きくて安心です。カップ横のサポートパネルのおかげで自然な丸みを帯びたバストに。
デザイン性も重視したいなら、大胆なレースをあしらった脇高ブラジャーも良いですね。
太めストラップ&幅広のアンダーバストでサポート力抜群です。バストが大きい方も難なくつけられます。
胸が大きいのでボリュームをおさえたい
バストのボリュームを無理なくおさえたい方は脇高設計ブラジャーでバストの横流れを防止しましょう。
また、谷間の凹凸をなるべく平坦に見せるフロント設計があるブラジャーだとピタッとしたニットやシャツもストレスなく着られますよ。
バスト大きめさんにとって安定感のあるブラジャーといえばフルカップブラ。脇からホールド力のあるカシュクールタイプのブラもオススメです。
バストは横に流れるほどにボリュームが目立ちやすいので3D立体構造で自然な立体感を作るとボリュームダウンにもつながります。
月に1回のバストチェックを忘れずに!
「成長期以降のバストサイズは変わらない」は間違った認識です。
肌質や髪質にも変化があるようにバストラインも常に変化しています。ぜひ定期的なバストチェックをルーティーンに加えてみてください。
丁寧に自分のバストと向き合う習慣が、いくつになっても美しいバストラインを生み出してくれますよ。
執筆者紹介!!
- ペンネーム
- 角佑宇子(すみゆうこ)
- プロフィール
- ファッションスタイリスト&ライター
スタイリストアシスタント・パーソナルスタイリストの経験を経て、ファッションコラムを執筆。体型や顔立ちからより良い似合う服を選べるよう着こなし術を紹介している。